2019年 01月 14日
喜怒哀楽より影響力の強い感情 |
【1/15(火)の易の言葉】は【咸・カン】です。
感情で行動することは悪いことではありません。
なぜなら、計算だけで行動するのはロボットで人間ではないからです。
しかし、その感情が【憧れや衝動、思いつきではダメ】です。
感情と理性に節度があることが重要なのです。
【解説】
人の行動に最も影響を与えている感情は、喜怒哀楽の四情ではなく、好悪の感情、好きか嫌いかという感情です。
これは普段喜んだり悲しんだりする人でなくても、食べ物や娯楽は好悪で選ぶという事例から納得できることです。
しかし、好悪の感情にはあまりにも影響力がありすぎます。
このために、好悪の感情は、正しいのか間違っているのか、という是非や善悪の判断、つまり、理性による理判断を狂わせます。
例えば、酒が好きで飲み過ぎることは、健康を考えれば、非であり悪と言えます。
しかし、酒が好きな人すべてが悪人であり人でなしであるとは限りませんし、もちろん酒それ自体が悪であり非であるわけではありません。
酒が好きすぎて理性を保てないのが悪であり非であるのです。