2019年 04月 14日
秩序は混沌の中にある |
【4/15(月)の易の言葉】は【鼎・テイ】です。
安定を得るためには【最低限必要なこと】があるはずです。
地位や権力といった器には必ず盛衰があります。
立派な器に下らない中身を入れて、それを渡したところで誰も喜びません。
そこに入るべきは朽ち果てないまごころなのです。
【解説】
安定と言えば「秩序・ルール」ですが、その対義語は、「混沌・カオス」です。
この「秩序」と「混沌」の関係を天気で考えてみます。
まず、今でこそ、天気は「秩序」と言えるでしょう。
天気予報はほぼ当たりますし、気圧や気流を読み解けば、天気はほぼ秩序とルールのあることです。
一方で、昔は、干ばつをきっかけにして国が亡んだり、長雨の疫病で町が廃墟になったりと、天気は混沌であったと言えます。
同じものであるに、今は「秩序」であり、昔は「混沌」であるのが天気ということになります。
この事例からも分かるように、秩序やルールは混沌の中にあります。
「混沌」の中にある流れや力を読み取って理解し、自分の管理下に置くことが「秩序」なのです。
いかに混沌としたものでも、そこには必ず秩序があります。
by ekitoday
| 2019-04-14 21:45
| 今日の易の言葉