2019年 05月 15日
「攻撃する」ということは「攻撃される」ということ |
【5/16(木)の易の言葉】は【夬・カイ】です。
悪者だからといって、暴力などの手段で追い払ってはなりません。
【暴力やゴリ押しは焦りの裏返し】であり、必ずしっぺ返しがあります。
悪者は嫌われ者です。
こういった時こそ皆の意見をよく聞き、皆の後ろに立つようにするのです。
【解説】
ここ最近、明夷、明夷(賢明な人が虐げられる象)、訟(自分の正当性を主張して争う象)、夬(上位の悪人を力で押し出す象)と来ています。
これは典型的な「乱」の象です。
これを見てくださっている方に、「乱」よく言えば「変革」を企てている方がいるのではないかと心配しております。
確かに変革は必要です。
変革がなければ、古いものや悪いものが、新しいものや善いものになることはないからです。
しかし、「乱」は最後の手段であり賭けでもあります。
上位を追い落とすということは、自分がいつか追い落とされ、全てを失う前例を作ることでもあります。
つまり、「やっつける」ということは、「やっつけられる」ということと常に表裏一体です。
「攻撃する」ということは「攻撃される」ということなのです。
安全圏からうまくやることは無理です。
全てを失う覚悟と、自分が傷つく覚悟がなければ、必ず後悔しますし、必ず失敗します。
このような覚悟があるなら止めません。
by ekitoday
| 2019-05-15 22:01
| 今日の易の言葉