2019年 06月 02日
叱責や怒ることが有効になる場合は非常に限られている |
【6/3(月)の易の言葉】は【噬嗑・ゼイコウ】です。
時には誰かに怒ることも大事ですが、これは怒りに身を任せること、八つ当たりとは別のことです。
【自分のために怒っていないか】よく考えましょう。
刑罰や叱責は憂さ晴らしでなくて人を教え導くためにすることなのです。
【解説】
失敗した人を怒りたくなる気持ちは分かります。
しかし、失敗した人が「なぜ自分は失敗してしまったのか」と反省し、落ち込んでいるときに、「なんでこんなことをしたのか」と叱責を加えれば、これはただの追撃です。
格闘技ならば、ダウンして動けない相手を足で踏みつけるのと同じです。
これは自分のために怒っているときの典型的な失敗で、実に無意味かつ時間が無駄になることです。
叱責に効果があるのは、相手に自分が悪いことをした自覚がない時だけなのです。
また、開き直っている人や、反省したフリをする人は、叱責しても効果はありません。
「なぜそれがダメなのか」を、時間をかけて地道に教え込んでいく必要があります。
by ekitoday
| 2019-06-02 21:57
| 今日の易の言葉