2019年 07月 03日
常に怒り続けている人には怒っている自覚がない |
【7/4(木)の易の言葉】は【艮・ゴン】です。
人が罪を得るときとは、特殊な場合を除いて理性を捨てて感情に走った時です。
感情の高ぶる所には近づかないのが一番ですが、最も無感応とされる背中を意識して冷静になれば、突き上がる【感情を適切にとどめる】ことができます。
【解説】
「止まる」とは、そもそも動くときがあるからこそ「止まる」ものです。
動かないもの、例えば、安定した場所に静置してある石をことさらに「止まっている」とは言いません。
このような意味で、「止まる」とは「動く」こととセットです。
「動く」からこそ「止まる」ということもあります。
このため、「止まる」ということの始まりは、「今動いていることを自覚した時」です。
腹が立つとか、あの人が憎いとか、不安だとか、そういった不快な感情は、自分の心がそういった方向に動いていると自覚した後にこそ止まることもあります。
常に怒り続けている人には、自分が怒っているという自覚などありません。
by ekitoday
| 2019-07-03 22:24
| 今日の易の言葉